集印(しゅういん)とは、神社や寺院の御朱印を参拝した証に押して集めることをいいます。前回ご紹介しました、「納経」をした時に授かることが出来るご宝印を集めることです。
納経すると、お寺は受領証を発行します。ご本尊の名前を中心に書き、寺院名、参拝の年月日などを記して宝印が押されます。この宝印が朱色なので納経をご朱印とも呼びます。最近ではお経を読まずに、お参りだけで宝印を受ける方が多くなりました。この辺が”高級なスタンプ・ラリー”とも言われるようになった要因でしょうか。
こ朱印には、納経帳(ご朱印帳)・お軸・白衣の3種類があり、ご朱印を頂いたら御影も頂けます。
納経の際に頂く宝印は、各霊場ご本尊のご分身を授かることともなり、ただ巡拝記念というだけでなく
・国家安泰諸人快楽
・健全幸福
・家庭平和円満
のような意味が含まれている尊いものです。そのお寺の祭神・本尊の書き写しを意味し、朱印そのものが参拝者の守護を意味しています。朱印をお受けした納経帳(朱印帳)などは、神聖なものとして、神棚や仏壇に供えるなど、丁重にお扱い下さい。
※ お軸や御影や白衣などのお取り扱いについては、また、後に記載したいと思います。
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